【オリンピックまであと6日】~マラソン~

オリンピック

大会スケジュール

(男子)
日時: 2021年8月8日(日) 7:00 – 9:45
会場: 札幌大通公園

(女子)
日時: 2021年8月7日(土) 7:00 – 10:15
会場: 札幌大通公園

大会公式HPより

印象に残っている大会・選手

・高橋尚子(シドニー00:金)
 元世界記録保持者。女子スポーツ界で初の国民栄誉賞を受賞。愛称は「Qちゃん」。TV等にも多く出演し、元マラソンランナーで一番有名な人と言っても過言ではないのでしょうか。学生時代は目立った成績は残せず、そのとき高校時代の恩師に言われた言葉「何も咲かない寒い日は、下へ下へと根を伸ばせ。 やがて大きな花が咲く。」が、後のシドニー五輪での大きな花(金メダル)に繋がった。亡き名将:小出義雄氏との名コンビぶりも有名。

・有森裕子(バルセロナ92:銀、アトランタ96:銅)
日本におけるプロランナーの草分けでもあり、現在は、日本陸上競技連盟理事、IOCメンバー、国際陸上競技連盟女性委員会委員、国連人口基金親善大使と多くの肩書を有し、スポーツ行政に通じている。アトランタ五輪、ゴール後にインタビューで述べた「初めて自分で自分をほめたいと思います」は人々の感動を誘い、その年の流行語大賞にも選ばれた。

・猫ひろし(リオ16:完走139位)
 元お笑い芸人(元レベルで現在はマラソン色が強い)。決め台詞(ギャグ)は「ニャー」。普段からジョギングをしていたとのことだが、TBSテレビの特番『オールスター感謝祭』のマラソンコーナーに出演し、その才能を開花。初マラソンであった東京マラソンで「3時間48分」その2年後には「2時間55分」と市民ランナーの称号sub3を達成。現在の自己ベストは「2時間27分48秒」市民ランナー界のカリスマ的存在。2011年にはカンボジア国籍を取得し、2016年のリオ五輪にカンボジア代表として出場、完走した。

今大会の見どころ

・東京オリンピックなのに、札幌
 コロナで忘れ去られていますが、もともと東京オリンピックは「暑さ問題」が大きく騒がれていました。事の発端は2019年に開催されたドーハでの世界陸上です。女子マラソンでは、深夜開催にも関わらず4割を超える棄権が発生しました。「これは東京もヤバい!」とのことで、早朝(5時)スタート、遮熱舗装などの対策も行い、なんとか東京開催となるよう準備をすすめてきました。しかし、2019年11月に「札幌で」マラソンが開催されることが正式に決まりました。東京オリンピックなのに、札幌マラソン、楽しいじゃないですか!ポジティブにいきましょう。


・男子に期待
 女子は有森、高橋、野口と近年、メダリストが出ていますが、男子では1968メキシコでの君原健二(ごめんなさい、誰?)まで遡ります。これを打破するため、日本実業団競技連合が「日本記録出したら1億円」キャンペーンを開始したところ、設楽悠太(2時間6分11秒)、大迫傑(2時間5分50秒)、大迫傑(2時間5分29秒)、鈴木健吾(2時間4分56秒)と、一気に止まっていた時計が動き出しました。(注)日本記録保持者の鈴木選手は原資不足により1億円もらえず、さらに代表決定後の2021年2月びわ湖毎日でのタイムなので、東京オリンピック代表でもありません。(なんか、可哀そう。)と、前述の暑さ問題も相まって、アフリカ勢に勝負できる状況です。東京五輪で男子マラソンメダル獲得が見たい!


・注目選手
(男子)
 大迫 傑(おおさこ すぐる)
 佐久長聖高校、早稲田大学、箱根駅伝では2年連続の区間賞、日清食品と長距離界のエリートコースを歩んできた彼は、Nikeオレゴンプロジェクトに参加し、現在は専属(プロ)契約。日本選手3人の中で最速タイム(2時間5分29秒)。甘いマスクとトレーニングにストイックに向き合う姿勢から男女ともにファンが多い(私も妻、推しメン)。ちなみに奥さんは元アイドル(SKE48)だそうです。※1億円キャンペーンで2回、つまり、2億円GETしています。
(女子)
 鈴木 亜由子(すずき あゆこ)
 愛知県立時習館高等学校、名古屋大学経済学部、日本郵政と違った意味でエリートコースのような経歴。文武両道。学生時代から愛知駅伝(愛知県内の自治体対抗、世代間駅伝)で活躍しており、東海地方でファンが多い(私、推しメン)2018年8月に開催された北海道マラソン(東京マラソンのコースとほぼ同じ)で優勝しており、その再現が期待される。

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