【パラリンピックまであと1日】~メダル数は追及するべきか~

オリンピック

東京オリンピックは
金27、銀14、銅17の計58個となり、
メダル数(うち金)ともに史上最多となりました。

では、パラリンピックでの
日本選手団の獲得メダル数はどうでしょうか?

現状

パラリンピックが現形式(オリンピック終了後、同都市開催)で
開催されるようになってからの日本の獲得メダル数は

1988年 ソウル       46個(17)
1992年 バルセロナ     30個(8)
1996年 アトランタ     37個(14)
2000年 シドニー      41個(13)
2004年 アテネ       52個(17)
2008年 北京        27個(5)
2012年 ロンドン      16個(5)
2016年 リオデジャネイロ 24個(0)

となっており、
04年アテネを最高に伸び悩んでいます。
前回のリオでは24個中、金は0個でした。

母国開催となる今大会は
過去最多255人の選手団を送り、
20個の金メダルを目標
としています。

プラスイメージ

・パラアスリートの目標
 最高峰の舞台、
 そこでメダルを獲る(表彰される)ということは、
 「大きな目標」「自己実現の場」「障がいを克服する糧」
 という観点から重要です。

・パラアスリートを通じて障がい者に理解を
 普段、障がいについて馴染みのない人が
 パラリンピックを観ることで
 その障がいに関心を持ち、理解することになります。
 オリンピックでも皆さん感じたように
 メダルの有無で、その後の注目度が全く違います
 パラアスリートもメダル(結果)を求めることに
 大きな意義があります。

マイナスイメージ

・パラリンピックの創設理念
 当初は障がい者のための運動、健康増進
 といった目的で開催されたものですが、
 1980年後半~90年代にかけて、
 オリンピックの商業化とともに、
 パラリンピックもより競技性が高いモノとなってきました。
 コロナ禍、差別問題、LGBTQなど
 世界的に色々な問題が噴出しているなか、
 考えてみる機会になってきていると思います。

・(多くの)障がい者のためか
 競技の高度化により、
 普通の障がい者は参加しにくくなり
 多くの障がい者がスポーツをする機会の拡大に
 直接つながるわけでもありません。
 予算や人員も競技力向上や大会の啓発に回されます。

プラスとマイナス、
両イメージについて書きましたが、
直近、もう2日後に開幕をむかえます
どうせやるならポジティブに、
少しでも効果的な(意義のある)大会
にしてほしいですね

次回は
「パラをみて、どうするか(何を感じるか)」で
書きます

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