今回の東京五輪から、新しい規則が導入され、
その国で人気があり、大会の魅力を高めるスポーツを
五輪種目として、追加提案することができるようになりました。
オリンピック競技大会のOCOGはその大会限定で、1つまたは複数の種目の追加採用を IOC に提案することができる。 その提案に関する決定は、 規則 45 および規則 45付属細則を遵守して行われなければならず、 さらに IOC が定める具体的条件を満たさなければならない。
オリンピック憲章(第5章-Ⅲ-3-3.1)
東京五輪では
この制度により、東京五輪から加わった競技(種目)として、
以下の5つがあります。
- 野球、ソフト
- 空手
- スポーツクライミング
- スケートボード
- サーフィン
※バスケ3×3、自転車(BMXフリースタイル)は追加種目
空手は日本文化の象徴としての要素が強いと思いますが、
他は今、若者を中心に人気がある競技です。
職場や学校で
「東京から加わった追加競技(種目)知ってる?」
とクイズを出してみると面白いですね。
パリ五輪では
2024年に開催されるパリ五輪の追加種目が2020年12月に決定しました。
- スポーツクライミング
- スケートボード
- サーフィン
- ブレイクダンス
パリ五輪からの新種目に、
新たに「ブレイクダンス」が加わることになります。
残念ながら、
・野球、ソフト
・空手
は消滅です。
日本としては寂しいですが、
またどこかで復活することを望みましょう。
さらに、その後の五輪では
2028は、ロサンゼルス(アメリカ) →確定
2032は、ブリスベン(オーストラリア) →確定(2021.7.22現在)
です。
同様に、
その国で人気があるスポーツが追加種目として
加わることを考えていくと、
アメリカは「アメリカンフットボール(アメフト)」の1択
オーストラリアは「ラグビー」「クリケット」の2択
でしょう。
アメフト(NFL)は野球(MLB)をはるかにしのぐ、
最強スポーツコンテンツなのは有名です。
2028は野球、ソフトの復活より、
アメフトをエントリーしてくる可能性が大です。
2032はオーストラリアだとすると、
ラグビーは現在、7人制ラグビーが正式種目となっているため、
ラグビー(15人制)が正式種目でエントリーされても不思議ではありません。
一方、クリケットは日本では完全なるマイナー競技ですが、
旧イギリス植民地国家群では超メジャースポーツです。
競技人口は3億人とバレー、バスケ、卓球についでなんと4位、
あのサッカーより上位です。
※インド、パキスタンといった人口過多地域があるためですが…
アメフト、ラグビー、クリケット、比較として野球の
競技人口を比べてみました。
世界 | 日本 | |
アメフト | 23,000,000 | 20,000 |
ラグビー | 4,700,000 | 110,000 |
クリケット | 300,000,000 | 4,000 |
野球 | 35,000,000 | 7,300,000 |
これをみると、
野球が日本で正式種目となったのもわかるし、
アメフトはラグビーを超える競技人口(ほとんどアメリカだが)
を有するため、エントリーの可能性は高いです。
何より、びっくりなのはクリケット
日本の競技人口わずか4,000人
なかなかのマイナーっぷりです。
近くに環境さえあれば、五輪代表を狙えます。
ブリスベン(オーストラリア)でならなかったとしても
今後、インドも五輪に手をあげるようになってきます。
その時のために、クリケット選手を目指すのも良いかも…
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