【オリンピックまであと2日】~体操~

オリンピック

大会スケジュール

日  時:7月24日(土)~8月3日(火)
会  場:有明体操競技場
注目種目:男女団体
     種目別男子鉄棒

印象に残っている大会・選手

・内村航平
 まだ現役選手なのに、印象に「残っている」選手としてあがってくるところが「レジェンド」だと思います。オリンピックでは、個人総合2連覇を含む7つのメダル(金メダル3、銀メダル4)を獲得。また、世界体操競技選手権でも個人総合での世界最多の6連覇を含む19個のメダル(金メダル10、銀メダル5、銅メダル4)を獲得し、日本が誇る最高のジムナスト(体操選手)。4度目となる東京五輪では個人種目(鉄棒)に専念し、メダルを狙う。

・富田洋之
 アテネ五輪団体金メンバーのひとり、アテネ五輪のプレイバック「伸身の新月面が描く軌跡は栄光への架け橋だ!」との名台詞とともに、ゆずの曲が脳内再生されると思いますが、あの着地を決めた人です。「美しい体操」を信条にし、引退時も「理想としてきた美しい体操を自分の中で演技することが難しくなってきた」と述べました。内村のひとつ前の日本のエースです。

・オレグ・ベルニャエフ
 ウクライナ代表、リオ五輪個人総合銀メダル。「誰?」と思われるかもしれません。リオ五輪で内村に個人総合で大逆転をされ、銀メダルとなったとき、記者会見で「内村補正があったのでは?」と聞かれた際に「彼はキャリアの中で高い点数を取ってきた。今の質問は無駄だと思う。」と返答し、称賛されました。そんな彼を東京で観たかったのですが、国際体操連盟(FIG)から暫定資格停止処分を受けたとの報道がありました。理由は公表されていませんが、東欧(旧ソ連)から推測される要因だとすると、残念でありません。

今大会の見どころ

・男子団体
 橋本大輝(順大)、萱和磨(セントラルスポーツ)、谷川航(セントラルスポーツ)、北園丈琉(徳洲会)の4人で挑む団体。いずれも初のオリンピック出場となるが、水鳥寿思強化部長(アテネ五輪金メンバー)曰く「4人のDスコア(難度点)の合計は、19年世界選手権金のロシア、銀の中国を上回っている計算」とのこと。体操ニッポン復活なるか!

・次期エースは
 東京五輪前、「ひねり王子」こと白井健三選手が引退を表明しました。ポスト内村の筆頭だった彼ですが、度重なる怪我に苦しんだそうです。プレッシャーも相当だったでしょう。次期エースは今回の五輪メンバーから生まれるのか。注目です。

・注目選手
(男子)
橋本大輝(はしもとだいき)20歳
 今年の五輪代表選考会初戦となった全日本選手権では、2019年世界体操金メダリストの得点に迫る高得点で初優勝。内村航平も「期待しかない」と絶賛しました。代表選考会となったNHK杯でも優勝し、東京五輪代表内定を決めました。次期エースの筆頭です。

(女子)
村上茉愛(むらかみまい)24歳
 女子代表のエース、16年リオ五輪団体総合4位とメダルまであと一歩だった団体の中心メンバーとして、東京ではメダル獲得を狙う。個人としても、18年世界選手権個人総合銀メダルを獲得しており、メダルが期待される。愛称は「ゴムまり娘」

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